正しいEQのお作法とコツお教えします!
あなたの知らないEQ(イコライザ)の世界。
さぁ今回は「イコライザ」、通称EQの魅力的な世界をご紹介したいと思います。
ちなみにこの語源は「等しい」を意味する「イコール」です。
イコライザは英語表記で Equalizer と書きます。その頭文字からEQと呼ばれるようになりました。EQの開発の裏側に電話や通信の技術開発があったのですが、長距離の通信で音声の高音域が劣化減衰したり、あえて長距離用に加工していた音声信号を、もとの音質に戻すための機材=「等価器」(等価=等しい 元の音質に等しくするための回路)として誕生した経緯からこの名が付きました。
さて、みなさんもDAWやミキサーなどでEQを操作したことがあるでしょう。
その役割や効果は御存知の通りで、もはや説明の必要はないかと思いますが、EQを操作することで、低域・中域・高域といった音の高さごと(つまり周波数ごと)に成分バランスを増減させて、音質をヌケの良いハイファイにしたり、逆に質の悪いラジカセのように加工したり・・・と、音の印象をガラリと変えることが可能です。
EQはコンプなどと違って、操作すればダイレクトに聴感上の変化が現れる機材なので初心者にもわかりやすい音の加工手段ですが、それでも意外とそのコツをつかめない人は多いようです。
・どういう時にEQを使えばよいのか
・EQでどの周波数を操作すればよいのか
・正しいEQの理解
・Freq、Q、Gain の3つの意味
・こんな時にはどこをEQするのか
この辺りに焦点を当てて、初歩のEQのコツのをお話しましょう。
記事内ではEQの原理を知るためにご家庭でできる簡単な実験もご紹介しながら、EQのコツの初歩をお話しています。
さぁ今回は「イコライザ」、通称EQの魅力的な世界をご紹介したいと思います。
ちなみにこの語源は「等しい」を意味する「イコール」です。
イコライザは英語表記で Equalizer と書きます。その頭文字からEQと呼ばれるようになりました。EQの開発の裏側に電話や通信の技術開発があったのですが、長距離の通信で音声の高音域が劣化減衰したり、あえて長距離用に加工していた音声信号を、もとの音質に戻すための機材=「等価器」(等価=等しい 元の音質に等しくするための回路)として誕生した経緯からこの名が付きました。
さて、みなさんもDAWやミキサーなどでEQを操作したことがあるでしょう。
その役割や効果は御存知の通りで、もはや説明の必要はないかと思いますが、EQを操作することで、低域・中域・高域といった音の高さごと(つまり周波数ごと)に成分バランスを増減させて、音質をヌケの良いハイファイにしたり、逆に質の悪いラジカセのように加工したり・・・と、音の印象をガラリと変えることが可能です。
EQはコンプなどと違って、操作すればダイレクトに聴感上の変化が現れる機材なので初心者にもわかりやすい音の加工手段ですが、それでも意外とそのコツをつかめない人は多いようです。
・どういう時にEQを使えばよいのか
・EQでどの周波数を操作すればよいのか
・正しいEQの理解
・Freq、Q、Gain の3つの意味
・こんな時にはどこをEQするのか
この辺りに焦点を当てて、初歩のEQのコツのをお話しましょう。
記事内ではEQの原理を知るためにご家庭でできる簡単な実験もご紹介しながら、EQのコツの初歩をお話しています。
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Category: MIXテクニック
【無料記事】Auto-TuneとかMelodyneとかのお話。
このブログをお読みになる方にはAuto-TuneやMelodyneと言えば 「ああアレね~」 とツーカーかと思います。※Auto-Tune(Antares Audio Technologies社)、Melodyne(Celemoney社)は世界的に有名な ピッチ補正ソフトウェアの名称。
今回の話題は、今や麻薬のように蔓延した魔法の作業。音痴が直る(「治る」ではない。あくまで「直る」である。)「ピッチ補正」の話題です。
▼Auto-Tune作業画面。音程はグラフで表されマウス操作で自由に音程補正が可能。
ライバルであるMelodyneもほぼ同様の画面で簡単な操作で音程補正ができる。
ご存じない方もいらっしゃると思いますので、ごく簡単にですが説明しますと従来は・・・
「ボーカルトラックの完成度」 = 「いかに根気強くリテイク録音をしたか」
でした。 これはもう単純に 「ちゃんと歌えるまで終わらないよ?」 の世界。
ところが2000年頃からAuto-TuneやMelodyneなどのピッチ補正ソフトが発表されると、録音時に95点を出してればピッチ補正で100点にすることが可能になり、DAWの普及とともにピッチ補正ソフトもその便利さから爆発的に普及して行きました。
今回の話題は、今や麻薬のように蔓延した魔法の作業。音痴が直る(「治る」ではない。あくまで「直る」である。)「ピッチ補正」の話題です。
▼Auto-Tune作業画面。音程はグラフで表されマウス操作で自由に音程補正が可能。
ライバルであるMelodyneもほぼ同様の画面で簡単な操作で音程補正ができる。

ご存じない方もいらっしゃると思いますので、ごく簡単にですが説明しますと従来は・・・
「ボーカルトラックの完成度」 = 「いかに根気強くリテイク録音をしたか」
でした。 これはもう単純に 「ちゃんと歌えるまで終わらないよ?」 の世界。
ところが2000年頃からAuto-TuneやMelodyneなどのピッチ補正ソフトが発表されると、録音時に95点を出してればピッチ補正で100点にすることが可能になり、DAWの普及とともにピッチ補正ソフトもその便利さから爆発的に普及して行きました。
モニター環境を考える。
今日は基本のキに立ち返って、今更言うまでもないほどに重要なモニター環境についてお話をしたいと思います。
音の世界ではモニタリングというのは、スピーカーやヘッドホンなどで、マイクからの信号や記録された音源の信号を音として確認する行為です。つまり今扱っている音が耳に届く前、最後に通る機材です。モニタースピーカーやヘッドホンが電気信号を空気の振動として「音」に変換するので、その聴こえ方、つまりモニター機材の性能が、録音やミックスの作業に大きな影響となって現れます。
モニター機材が正確な音を出していないと、作業する人は正確な音を聞くことができないので、作業結果の音もおかしくなってしまいます。
例えば低音過多なモニターで作業した場合、作業者は低音が出過ぎていると判断して低域をカットしてしまうので、出来上がる完成音源は低音がスカスカになります。
逆に低音が出ないモニターで作業すると、作業者は低音が出ていないと判断して低域をブーストしてしまうので、ブーミーな完成音源になります。
もうお分かりいただけたと思いますが、録音やミックスに必要なモニタースピーカーやモニターヘッドホンというのは、ありのままの音をありのまま正確に出力する、測定器のような正確さが必要になるのです。
とくに録音やミックスする人は音響特性の良いスピーカーを使う必要があります。ヘッドホンで作業するという人がいますがヘッドホンでは正確な音は再現できません。ステレオの音は右と左のスピーカーから空気中に放たれて耳に届くまでに空気中で混ざり合い、お互いが干渉しながら耳に届いて初めあるべき音になるのです。ヘッドホンでは右と左の音は混ざり合わないまま独立した状態でそれぞれの耳に届いてしまいます。これでまともなミックスができるわけがないので、あくまでヘッドホンというのは音の細部確認や視聴者環境での参考用としてとらえておくべきです。
ではモニタースピーカーを選ぶ際、どういった点に注意して選ぶべきでしょうか? それをお話したいと思います。
■モニタースピーカはオーディオ鑑賞用ではない
■音の解像度と存在感のバランス
■スピーカーの性能は大きさにある程度比例する
■モニタースピーカーにもいろんな種類分類がある
■オススメのモニタースピーカーは結局どれなのか
音の世界ではモニタリングというのは、スピーカーやヘッドホンなどで、マイクからの信号や記録された音源の信号を音として確認する行為です。つまり今扱っている音が耳に届く前、最後に通る機材です。モニタースピーカーやヘッドホンが電気信号を空気の振動として「音」に変換するので、その聴こえ方、つまりモニター機材の性能が、録音やミックスの作業に大きな影響となって現れます。
モニター機材が正確な音を出していないと、作業する人は正確な音を聞くことができないので、作業結果の音もおかしくなってしまいます。
例えば低音過多なモニターで作業した場合、作業者は低音が出過ぎていると判断して低域をカットしてしまうので、出来上がる完成音源は低音がスカスカになります。
逆に低音が出ないモニターで作業すると、作業者は低音が出ていないと判断して低域をブーストしてしまうので、ブーミーな完成音源になります。
もうお分かりいただけたと思いますが、録音やミックスに必要なモニタースピーカーやモニターヘッドホンというのは、ありのままの音をありのまま正確に出力する、測定器のような正確さが必要になるのです。
とくに録音やミックスする人は音響特性の良いスピーカーを使う必要があります。ヘッドホンで作業するという人がいますがヘッドホンでは正確な音は再現できません。ステレオの音は右と左のスピーカーから空気中に放たれて耳に届くまでに空気中で混ざり合い、お互いが干渉しながら耳に届いて初めあるべき音になるのです。ヘッドホンでは右と左の音は混ざり合わないまま独立した状態でそれぞれの耳に届いてしまいます。これでまともなミックスができるわけがないので、あくまでヘッドホンというのは音の細部確認や視聴者環境での参考用としてとらえておくべきです。
ではモニタースピーカーを選ぶ際、どういった点に注意して選ぶべきでしょうか? それをお話したいと思います。
■モニタースピーカはオーディオ鑑賞用ではない
■音の解像度と存在感のバランス
■スピーカーの性能は大きさにある程度比例する
■モニタースピーカーにもいろんな種類分類がある
■オススメのモニタースピーカーは結局どれなのか
Category: 機材
予算2~3万円でのオーディオインターフェイス選び!
さて、録音に少し慣れてきて、ミックスにも意識を傾けられるようになってくると、だんだん機材も気になってくると思います。
マイクについては先日すでに記事として書き上げているので、マイクがケーブルを介して直接繋がる可能性の高いオーディオインターフェイスについてお話したいと思います。
Untitled-1.jpg
よく「オススメのオーディオインターフェイス教えてください。」と聞かれるのでインターフェイスの選びどころをお教えしたいと思いますが、・・・ズバリ正直なところ、歌ってみたなどの趣味の予算範囲で買えるオーディオインターフェイス(以下IF)というのは1~2万円ぐらいのものが多いかと思いますが、各メーカー、やはりその価格で使えるパーツには限りがあって、大きな差がない品質のものなんです。
よくよく考えれば当然のことですが価格が安いと原価も抑えざるを得ないので、電源部は真っ先にコストダウンされます。2,3万円までの低価格帯のIFの場合、USB接続一本で電源もまかなうバスパワー給電のものが多いですが、パソコンのUSBから取れる電源の質ががそもそも残念なので、IFの電源部が貧弱だと回路のノイズ対策が不十分なためにパソコンからのノイズが乗ったり、大きな音の時に電力不足になって音が歪やすくなったり、とにかく真っ先に音に影響します。
また、価格はオペアンプやAD/DAコンバーターといった、音が直接流れる重要な部品の品質にも影響します。これらの部品は、実は想像もつかないくらい高度で繊細な処理をする部分で、音の電気信号を瞬間的に何千倍にも増幅したり・・・・
以下、記事本文ではRoland、TASCAM、BEHERINGER、PRESONUS、Focusrite、YAMAHA(Steinberg)、AVID、M-AUDIO、Mackie、APOGEEなどの予算3万円前後までのIFについての詳しいフィーリングと、その他注目すべき機能などについて解説しています。
マイクについては先日すでに記事として書き上げているので、マイクがケーブルを介して直接繋がる可能性の高いオーディオインターフェイスについてお話したいと思います。
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よく「オススメのオーディオインターフェイス教えてください。」と聞かれるのでインターフェイスの選びどころをお教えしたいと思いますが、・・・ズバリ正直なところ、歌ってみたなどの趣味の予算範囲で買えるオーディオインターフェイス(以下IF)というのは1~2万円ぐらいのものが多いかと思いますが、各メーカー、やはりその価格で使えるパーツには限りがあって、大きな差がない品質のものなんです。
よくよく考えれば当然のことですが価格が安いと原価も抑えざるを得ないので、電源部は真っ先にコストダウンされます。2,3万円までの低価格帯のIFの場合、USB接続一本で電源もまかなうバスパワー給電のものが多いですが、パソコンのUSBから取れる電源の質ががそもそも残念なので、IFの電源部が貧弱だと回路のノイズ対策が不十分なためにパソコンからのノイズが乗ったり、大きな音の時に電力不足になって音が歪やすくなったり、とにかく真っ先に音に影響します。
また、価格はオペアンプやAD/DAコンバーターといった、音が直接流れる重要な部品の品質にも影響します。これらの部品は、実は想像もつかないくらい高度で繊細な処理をする部分で、音の電気信号を瞬間的に何千倍にも増幅したり・・・・
以下、記事本文ではRoland、TASCAM、BEHERINGER、PRESONUS、Focusrite、YAMAHA(Steinberg)、AVID、M-AUDIO、Mackie、APOGEEなどの予算3万円前後までのIFについての詳しいフィーリングと、その他注目すべき機能などについて解説しています。
Category: 機材
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